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アトピー性皮膚炎の中でも、重症化した患者がこの数十年の間に著しく増えています。患者の多くは「病院で治療を受け、またアトピーに効くという漢方や民問療法も続けてみたが、皮膚炎がよくならない」と訴えます。 アトピーが改善しない原因を調べた結果、重症患者の約90%は生活指導に誤りがあり、また、不適切な治療を続けていることがわかりました。こうした事態を避けるためにも、日本皮膚科学会の認定した皮膚科専門医を受診することが何よりも大切です。 |
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2013年10月の日経電子版で、東京慈恵会医科大学皮膚科学講座の上出良一教授がアトピーをきれいに治す方法について解説しています。先生によれば、「アトピー性皮膚炎を治すには、肌バリアの回復が最優先。外用薬で炎症を改善させながら、肌バリアを傷つける“かく”行動をやめると、肌は驚くほどきれいになる」と言います。 治療は、肌バリア機能の回復が最優先になります。“かく”ことで肌バリアは傷ついてしまうため、まず内服薬でかゆみを止めます。 かゆみは炎症反応によるリンパ球の働きが原因ですので、ネオラールという薬でリンパ球の働きをピンポイントで押さえ込み、ぴたりとかゆみを止めます。まったくかかない状態になるので、その間にステロイド外用薬で炎症を改善し、肌バリア機能の回復をはかります。 一方、気をつけなければならないこともあります。日本でも販売されているアステラス製薬の「プロトピック」(一般名・タクロリムス水和物)など2種類のアトピー性皮膚炎治療薬を使った米国の子どもが、2004年1月~2009年1月の5年間に計46人、白血病や皮膚がんなどを発症し、このうち4人が死亡したと米食品医薬品局(FDA)に報告されていることが2010年3月に報道されました。適応対象外の子どもに使ったり、長期間使い続けたりするなど、使用法が守られていないケースが多いということですが、発がんと関連する恐れがあるとして、薬の添付文書改訂が検討されました。 |
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アトピーの治療において、病院選びは非常に大切です。選び方の基準として、患者をきちんと診察してくれる、初診の時に今までの病歴や現在の状況をきちんと説明してもらえる、検査や治療方法の説明をきちんとしてくれるなどが挙げられますが、難し場合は日本皮膚学会で、近くの病院を紹介してもらうこともできます。様々な病院の情報を収集し、ここなら信頼できると判断した病院で、アトピー性皮膚炎の治療を受けるようにしたいものです。 病院を選ぶ際には、公開されている症例数の実績も考慮されることをお勧めします。下記に東京都・大阪府のアトピー性皮膚炎の症例数の多い病院をご紹介しておきます。 |
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(参考サイト) ・アトピー性皮膚炎の名医と言われているドクター ・全国のアトピーの名医21名(東京首都圏の他、北海道から九州までの名医を掲載) ・名医の最新治療紹介! アトピーの免疫抑制薬、ステロイドの適正使用量他 ・口コミで評判のアトピー治療の名医~全国病院ランキング&名医情報~ ・アトピー患者数ランキング第1位「東京女子医科大学病院皮膚科」 ・アトピー治療のスーパードクター(超名医) NAVERまとめ 「アトピーの有名病院・名医に関するまとめ」 |
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