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膚に慢性の炎症が起こる難病の乾癬は、国内では中高年の男性を中心に10万~20万人の患者がいるとされ、増加傾向にあります。根治は難しい病気ですが、最近では重症患者向けに新しい治療薬も登場しています。しかし皮膚の乾燥や風邪などで症状が悪化することがあり、特に冬場は注意が必要です。 |
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乾癬の主な症状は「皮膚が赤くなる」、「盛り上がる」、「ふけのような白いかさぶたができる」などです。こうした症状は体のあちこちに出ますが、初期に多いのは頭皮や肘、膝といった箇所です。 基本的に生命にかかわることはありませんが、生活の質の低下を招き、「周囲の目が気になる」「好きな服が着られない」などと悩むケースも少なくないといいます。他人にうつることはなく、発症時期は男女とも40~50歳が多く、男女比はおよそ2対1と言われています。 乾癬の発症原因は未解明ですが、関係する遺伝子は見つかり始めています。ただ遺伝ですべてが決まる訳ではなく、親が乾癬で子供も乾癬を発症する割合は5%程度です。食生活やストレス、肥満など様々な要因が絡み合って発病します。 治療はまず塗り薬を使います。発疹部分が大きくなると紫外線を照射する光線療法を併用しますが、それでも改善しない場合は、別の薬を使用します。その代表が免疫抑制剤である「シクロスポリン」です。効き目が高く症状が治まる患者も多いですが、腎臓の障害などの副作用が起こる懸念もあります。こうした治療でも効果が出ない患者には2010年以降、生物学的製剤が使えるようになりました。田辺三菱製薬の「レミケード」と、アボットジャパンが製造しエーザイが販売する「ヒュミラ」です。2011年にはヤンセンファーマの「ステラーラ」も加わりました。 |
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いずれも免疫に関連する炎症性物質を攻撃し、その働きを弱めます。レミケードとヒュミラは「TNFα」という物質を、ステラーラは「インターロイキン―12」と「同23」を狙います。 治療とあわせて日常生活において、バランスの良い食事や十分な睡眠を取り、たばこを止めるなどを心がけたいものです。皮膚の乾燥は症状を悪化させるので、冬場は加湿器などを活用します。入浴は清潔に保ちリラックス作用も見込めますが、体をごしごしと強く洗わず皮膚への刺激は抑えた方が良いでしょう。 病院を選ぶ際には、公開されている症例数の実績も考慮されることをお勧めします。下記に東京都・大阪府の乾癬の症例数の多い病院をご紹介しておきます。 |
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(参考サイト) ・口コミで評判の乾癬の名医 ・皮膚科の名医と言われているドクター ・皮膚科の名医「メディアで紹介された予約殺到のスゴ腕ドクター」 |
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